私なりのKAT-TUNの歴史⑤
とうとう田口くんの脱退時が。
そしてまさかの期限付き。
お前はA○Bか?
まぁ田口君が突然いなくなったら血吐いて見悶えたあとスカイツリーから飛び降りるところだったからよかったっちゃよかったわ。
あのあと、2012年くらいのMYOJO10000字を読み返してたんだけど。
ますますなんで辞めたいのか、本当にわからない。
でも、田口くんってニコニコしながれ腹の内側まったく見えないみたいなとこあったからある意味あれが彼の本性というか、まぁそういうあれなのかも(語彙力)。
そして、シングル2ヶ月連続リリース決定。
タイトル、「TRAGEDY」。
和訳すると、「悲劇」。
...いやどんな自虐!?
こんな身を投げ打った自虐ネタみたことねぇよ!
女子の「わたしぃ、童顔なんですぅ~」みたいな否定からの同情とか誘ってないからすごい。同情も嘲笑もする気にならないレベル。
さすがKAT-TUN、ぶっ飛んだスタイルで様式美を貫く。
3月24日。
MステSPに出演したKAT-TUN。
これが、4人で歌う最後の機会だった。
1曲目、「Real Face」。
ギリギリでいつも生きていたいから...いやその通りだね...
そしてサビ、上田が横にいた田口の肩を引き寄せる。
田口と比べたら10cm程も小さくて細い彼が、とても大きく見えた。
2曲目、「君の夢、ぼくのユメ」。
3つしかない入り口を通ったとき、そこに田口の姿はなかった。
Bメロ「もしも神様がいて過去を変えられるとして『なにも変えませんよ』って言える日々にしたいんだ」なんていい歌詞なんだ...
サビで、上田がいきなりカメラにセを向ける。そしてこの後の間奏、画面いっぱいに大写しになった彼の目には、涙が浮かんでいた。
彼の中で、田口淳之介という人間の存在はどれほど大きかったのか。
すべてを知ることはできないけど、その感情が垣間見えた。
...とかかっこつけたこと言ってるけどアホみたいに泣いたのが私です。
4月から5月にかけて、10周年を祝うコンサートも決定。
しかに田口は3/31で脱退。
そう、3人は3人になった直後にコンサートが待っていた。
10thベストアルバム、10Ks!。
10年間、ありがとうの気持ち。
むしろこっちが伝えるべきだった。
さぁ、そしてとうとうやってきたオーラス。5月1日。
明日から、彼らは少しの間グループではなくなる。
奇跡的に、私はこの日のチケットを譲ってもらった。
相手の方は、私が学生と知ると「手数料もいらないよ。代わりに今度お友達とスタバにでも行きなさい」と、私が渡したお金から800円を返してくれた。
こういう、人の心を知ることができる温かさが、KAT-TUNなんだな、と思ってる。
最後の挨拶、亀梨は「K、亀梨和也。A、赤西仁。T、田口淳之介。T、田中聖。U、上田竜也。N、中丸雄一」と、1人ずつの名を呼ぶ。
KAT-TUNは、この6人で始まった。
今この場にいなくても、3人には感謝を伝えよう。
KAT-TUNでいてくれたこと、ありがとう。
亀梨のガラケーのような長い長いお辞儀の途中、感極まった中丸が上田の元に歩み寄り、上田はやわらかい笑顔を浮かべて彼を抱きしめる。
振り返ると、号泣する中丸の背を叩く上田。
亀梨は迷わず2人と抱き合う。
結局、予定になかったトリプルアンコまで続いたコンサート。
最後の曲は、「Peacefuldays」だった。
ずっとそばにあったものが突然消えてしまったのなら
どんな不安を抱えるだろう どんな痛みに泣くんだろう
ずっとそばにあるんだと自信過剰になってしまったらどんな仕打ちにあってしまうのだろう
メンバーがずっと隣にいると思うこと。それは自信過剰なのだろうか?
そんなことを考えながら、私はヒールで東京ドームの地面の上でバンバン跳ね続けていた。
終わった...
疲れた...
でもめっちゃ達成感!!!